街角で3日間。 同じ時代に居合わせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
能登半島を走るローカル線の無人駅が舞台。春、ホーム沿いに植えられた100本近い桜が満開を迎えると、普段、人けのない駅に多くの人がやってくる。桜と海と列車がそろう絶景を楽しみにやってくる親子。夜桜を見て、高校時代の恩師を思い出す男性。毎年変わらぬ桜から、1年の自分の変化を感じる人もいる。地域が衰退していく中でも、地元の人たちが守り続けてきた桜。訪れる人たちは何を感じるのか。(2021年放送)
春、旅立ちの季節に鹿児島空港に密着する。就職で旅立つわが子を見送る親、進学で離ればなれになる友人たち、この時期の空港にはドラマがあふれている。東京、大阪、名古屋などの大都市、そして屋久島や奄美大島といった離島とを空路で結ぶこの場所を、みんなどんな思いを抱えて行き交うのだろう。出会いと別れ、人生という物語が凝縮される瞬間を3日間、見つめ続けた。
人形やキーホルダー、バッジなどのアニメグッズ。こうした品々を買い取ってくれるお店が舞台。アニメの街、東京・池袋にあって、連日、多くの人が何かを持ってやってくる。好きなアニメが変わったと、以前の推しキャラクターのバッグを売る人。就職で遠方への引っ越しを機に、グッズを手放すという人。気持ちに区切りをつけるために訪れたという人もいる。大好きなものと別れるそれぞれの事情から、どんな今が見えるのか。
24時間営業の格安スーパーが舞台。ずらりと並ぶ格安のおかずや弁当、そこに「半額セール」のシールが次々と貼られていく。ド派手なネオンが目を引くそこは、大阪でよく知られたスーパーマーケット。ここには朝昼夜と途切れることなく、さまざまな人が訪れる。バイト帰りの学生や深夜にやってくるカップル、夜勤明けの高齢者など。買いものカゴから見えてくるのは、それぞれの人生。訪れる人たちの声に3日間、耳をかたむけた。
モツ煮込みやチャーハン、スタミナ定食やカレーなどなど。東京から北へ延びる国道4号線。福島県の道沿いにある24時間営業のドライブインが舞台。一見、古めかしい感じだけど、昼夜を問わず多くの人がやってくる。山形から東京へ、荷物を運んだ帰り道の男性。社会人になり、両親にごちそうする息子。ここにはトラック運転手だった亡き父親との思い出があるという人も。それぞれの人生行路。みんなどこに向かっているのか。
春、瀬戸内海に桜の島が現れる。愛媛県上島町の岩城島。4000本もの桜が島を彩り、島中央の積善山に映えるその光景は“天女の羽衣”とも呼ばれる。広島や松山など遠方からも多くの人が訪れ、さらに地元の人たちも、あちこちに点在する桜を、それぞれの楽しみ方でめでている。なぜこの島には桜が多いのか。島の人たちにとって桜はどんな存在なのか。満開のころの3日間、島を巡りながら聞いてみる。(2023年)
4月から72時間は金曜夜10時スタートになります!今回、72時間ファンというサンドウィッチマン伊達・市川実日子・鈴木おさむが番組の魅力を語る。さらにロケの舞台裏のレアシーンも。新年度もスタッフ一同がんばりますので、よろしくお願いします!
春、旅立ちの季節。成田空港を発着する飛行機が間近に見える「さくらの山公園」。風向きによっては、機体までの距離およそ100メートル。迫力の姿を見ようと1日数百人が訪れることも。新婚旅行の思い出を語る夫婦。全国を飛び回っていた現役時代を振り返る男性。大空の飛行機にそれぞれの人生を重ね合わせる。(2018年)ラストにサンド伊達・市川実日子・鈴木おさむの番組愛!※4月から夜10時スタートに変更します
シャツや下着、タオルや布団など、洗濯物がグルグル回る。今回の舞台は、大阪・通天閣の近くにあるコインランドリー。年中無休で24時間営業。都会に暮らすさまざまな人が、昼夜を問わずやってくる。週末、家族3人分をまとめ洗いするという女性。家に洗濯機を置く場所がないと、早朝に訪れる年配の男性。1人暮らしを始めた若い女性は、ここで母のありがたみを語る。洗濯事情から浮かぶ、それぞれの人生模様を見つめる。
福島県の山中、厳しい冬でも人気のアイスクリーム店がある。牧場のオーナーが30年前に開店して以来、搾りたてのミルクで作るアイスが地元の人に愛されている。ここには、さまざまな人が訪れる。ツーリングの途中に立ちよった人、温泉に行った後だからと、外で食べる人、子どもの時に家族と来たと思い出を語る人。30年にわたって福島の人々を見つめてきたお店で3日間、訪れる人々の声に耳をかたむける。