「コロナの時代に“いのち”を問う」

初回放送日:2021年10月10日

コロナ禍に“看取りの現場”が危機に瀕している。日本のホスピス医療の第一人者である柏木さんが「人間の尊厳ある最期を守る」医療のあるべき姿について語る。 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、医療現場では感染リスクのため誰の看取りも許されずに最期を迎える“孤独な死”が頻発している。日本のホスピス医療の第一人者である柏木哲夫さんはこの現状に対し「延命や生命維持といった“生命”だけを重視して、患者や家族の感情や価値観などを含む“いのち”を置き去りにしてはならない」と話す。最前線の医療現場の取り組みと共に、今、私たちがみつめるべき”いのち”とは何か考える。