(4)「生き別れた娘」

因果小僧六之助(柄本佑)は、やくざに追われる娘を助ける。娘はおひさ(真野惠里菜)といい、父の治療費を高利貸しから借りたが、法外な利子を要求され、返済のために岡場所に売られようとしていた。六之助から話を聞いた雲霧仁左衛門(中井貴一)は一党に、高利貸しからおひさの証文を奪い、おひさと父・与助(井上高志)の面倒を見てやれという。木鼠の吉五郎(伊武雅刀)はおひさが生き別れた娘だといううわさを聞き心乱れる。