浮世絵EDO-LIFE

浮世絵の世界をのぞいてみれば江戸のリアルな暮らしが見えてくる!

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「粋!女心透ける広告 歌麿“夏衣裳当世美人ちぢみ向キ”」

初回放送日:2020年4月29日

浮世絵の世界をのぞいてみれば、江戸のリアルな暮らしが見えてくる!今回は江戸のハイセンスな女性が登場。粋な着物を着て、涼しげなたたずまい。彼女は、ここで何してる? 夏の夕暮れ、女が一人、手紙を読んでいる。傍らには、品のよい絞り柄のうちわと、繊細な透かし彫りの虫かご。この女性、実は、江戸で指折りの呉服商、三井越後屋の広告モデルである。夏らしいちぢみの着物は、赤い襦袢(じゅばん)が下から透けて見え、涼しげな印象。小物一つにまで気が配られ、着物の魅力を際立たせている。さらに、女性の姿を見ていくと秘められたドラマも見えてくる?当時のファッション広告は、かなり粋だ。