ならナビ

物語を、奈良から。

なら取材ノート

ニュースの裏側まで担当記者が詳しくお伝えします。

ひと事ではない　地震の備えを

公開：2024年1月19日(金)午後3:33

今月１日に発生し、最大震度７の揺れを観測した能登半島地震。石川県では200人以上が亡くなり、いまだ安否のわからない人もいます。奈良県には、危険度の高い活断層があり、人的被害は5000人を超える人が亡くなると想定されています。みずからの命、家族の命を守るためにも災害に対する備えが大切です。（石川県穴水町の被害）【県内に潜む活断層　「Ｓランク」も】。県内や周辺には大きな被害が想定されている８つの活断層があります。特に被害が大きいとされているのが▼奈良市から桜井市に延びる「奈良盆地東縁断層帯」▼県西部の「中央構造線断層帯」▼生駒山地を通る「生駒断層帯」です。これらの活断層...記事を見る

橿原神宮に残る“あの”戦国武将の縁

公開：2023年12月15日(金)午後7:25

奈良の歴史や文化の魅力を深掘りする「ならホリ！」。今回深掘りするのは、橿原市の橿原神宮の境内に建つとある建物です。（寺井康矩　記者）案内してもらったのは、奈良県文化財保存事務所の山下秀樹さん。文化財修理歴は２０年余り。国宝・唐招提寺金堂の修理も手がけました。かつてブラタモリでタモリさんを生駒市の寺に案内したこともあります。今回はその建物の修理現場に特別に入れてもらいました。山下さんの案内で建物を覆う素屋根の中へ。その先にあったのは、大きな屋根の骨組み。老朽化に伴う解体修理が進んで瓦も取り外されています。この建物、橿原神宮の結婚式場などに使われていた「文華殿」という建...記事を見る

南都随一！旧大乗院庭園の秘話

公開：2023年12月13日(水)午後5:40

奈良の歴史や文化の魅力をホリ下げる「ならホリ！」。今回の舞台は奈良市の中心部。東大寺や春日大社など多くの観光客でにぎわいの絶えない町の一角に、静寂に包まれた空間があります。（寺井康矩　記者）旧大乗院庭園。 “関西の迎賓館”として知られる奈良ホテルのすぐ南側に広がる大きな池と生い茂る木々が印象的な庭です。実は奈良の歴史と深い縁のある場所なんです。どうして奈良市の中心部に落ち着いたたたずまいの庭があるのか。その謎を知りたくて「名勝大乗院庭園文化館」の辻利幸館長に案内してもらいました。辻館長「かつては自然の地形を生かしつつ、池の中に人口の島や建物が広がる壮大な空...記事を見る

奈良のＪリーガー　ピッチの外でも〝子どもたちのために〟

公開：2023年11月30日(木)午後4:29

サッカーのＪ3、奈良クラブの浅川隼人選手。チームのエースストライカーとして活躍する一方でことしの夏から奈良の子どもたちのために始めた活動とは・・・。（清田りなリポーター）【奈良クラブのエースが始めた活動とは】去年、奈良県初のＪリーグチームとなった奈良クラブ。Ｊ３に挑んだ今シーズンは１年目ながら最終盤まで上位争いに加わる健闘を見せました。チームのエースストライカーでフォワードの浅川隼人選手（28）は4月には月間ＭＶＰに選ばれたほかＪ3の得点ランキングで2位につける活躍でチームを引っ張ってきました。そんな浅川選手がことしの夏から奈良の子どもたちのために始めた活動があります。 ...記事を見る

伝統の大和絣を復活

公開：2023年11月27日(月)午後6:01

奈良伝統の大和絣という織物。明治時代には全国に知られるほど人気がありましたが、半世紀あまり生産が途絶えていました。この伝統の織物を現代によみがえらせた斑鳩町の染織作家を取材しました。（西村　亜希子）奈良県伝統の織物、大和絣。白い木綿の生地に紺色の井桁や十字を組み合わせた独特の柄が特徴です。幕末から明治時代にかけて全国に広まりましたが、生活様式の変化などで昭和４０年代には生産が途絶えてしまいました。斑鳩町在住の染織作家、亀山知彦さんは京都で修行していた５年前、偶然、大和絣の存在を知り、復活させようと誓いました。亀山知彦さん：「ずっと奈良で織られ...記事を見る

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