「殺人のえん罪を晴らせ 43年がかりの逆転劇」

初回放送日:2021年11月22日

身に覚えのない殺人の罪で、一度は無期懲役の判決を受けた男性。裁判のやり直しを求め、逮捕から43年越しで無罪を証明した。殺人えん罪の裏に秘められた人生ストーリー。 主人公は桜井昌司さん。かつて布川事件という殺人事件の容疑者として逮捕され、無期懲役の判決を受けた。当時、判決の根拠となったのは、警察の取り調べで作られた“虚偽の”自白調書。桜井さんは、身に覚えのない殺人の罪で29年もの獄中生活を送る。日本の司法制度では、一度結審した裁判をやりなおすのは、ほぼ不可能。桜井さんは獄中から一万通もの手紙を書き、“開かずの扉”をこじ開け、奇跡的な逆転劇を巻き起こしていく。