大谷翔平語録2024~新天地でのことば~

史上最高額の大型契約でドジャースへ移籍した大谷翔平選手。その一挙手一投足からは目が離せませんよね。昨シーズン、多くの方々にご覧いただいた「大谷語録」を、今シーズンも公開していきます。できるだけ多くの大谷選手の言葉を拾い集めていきます。その言葉の数々から、大谷選手の思い、そしてドジャース1年目のシーズンをひもといていきます。(※すべて現地時間。最新の情報が上に来ます)

 

6/16 "みんなでカバーしていくしかない"


「キーになる選手がもちろん抜けるというのは、打線の中でアプローチも変わると思いますし、もちろん打順も変わってくる。もうみんなでカバーしていくしかない」

デッドボールのベッツ選手を心配そうに見つめる大谷選手

大谷選手は、今シーズン2回目となる1試合2本のホームランを2打席連続で打った試合のあと、報道陣の取材に応じた。手応え十分だったホームランについて「気持ちいい感覚」と振り返ったほか、離脱を余儀なくされた山本投手やベッツ選手についておよそ7分間質問に答えた。冒頭のことばは、ホームランを打ったことよりも、主力2人の離脱を受けたチームリーダーとしてのことばだ。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.チームとして得点があまりとれていないが、打線のリーダーとして考えることは。

A.まあミーティングもいろいろ工夫して、チームでどういうふうに得点していくかということを話し合ってはいるんですけど、なかなかこう、いい形になっていかないというところでもどかしさを感じてはいるとは思うんですけど、いい形にはやく持って行けるようにみんな工夫しているとは思うので、1試合1試合進歩はしているのかなと思っています。

Q.ベッツ選手がけがをしてしまったが、どう感じているか。

A.チーム全体にとって、タフな瞬間ではあると、もちろん思うので、欠かせない選手だと思いますし、ただ起きたことは起きたこととして、本人の早期回復をまず祈りながら、チームとしてそれをカバーできるように頑張りたいなと思っています。

Q.グラスナウ投手のピッチングを見て、なんとか援護したいと思った。

A.それはまあ全員思っていると思いますし、本当に相手を、相手のチームを寄せ付けないような、そういうすばらしいピッチングだったと思います。

Q.最近ゴロが多かったが、バッティングで調整したことは。

A.そうですね、初めてのチームで初めてのコーチ陣、まずはコミュニケーションがいちばん大事だと思うので、自分のバッティングの感覚というのと、外からどういうふうに見えているのかというのをまずコミュニケーションとりながら、それは毎日話しあって、いろいろ工夫してはいます。

Q.ホームランの感覚はどうだったか。

18号は左中間に

A.あそこの方向に飛距離が出ているというのは、まずいい状態じゃないかなと思うので、気持ちいい感覚だったなと思います。

 

〈日本メディア〉

Q.新しいチームで話し合いながら、バッティングのヒントになったことは。

A.なんですかね、まあ1人1人、理論的なものは多少違うとは思うので、必ずしも全員にあてはまることと、そうじゃないことがありますし、そこを、なんていうんですかね、感覚をまず、自分の感覚と、さっきも言いましたけど、外から見た状態がどうなのかなっていうすり合わせを、コミュニケーションの中でできればいいんじゃないかなと思います。

Q.父の日に2本打てた。

この日2本目の19号はライトスタンドに

A.あんまり今まで打ってる思い出はなかったんですけど、まず打ててよかったなというのと、勝てて、シリーズ勝ち越しをまずできてよかったんじゃないかなと思います。

Q.山本投手と話したことは。

A.まあきのうも、本人はもっと行くつもりだったと思いますけど、チームと話して早い段階でやめたと思うので、よく捉えるなら、手遅れになる前に休めたのではないかなと思いますし、まあ、順調に回復していけば、早い段階で帰って来られるんじゃないかなと思うので、それをまず期待したいですし、本人もまずプラスに捉えることは捉えてリハビリはしていくんじゃないかなと思います。

Q.山本投手とベッツ選手の離脱、自身の役割は。

A.なんですかね、キーになる選手がもちろん抜けるというのは、打線の中でアプローチも変わると思いますし、もちろん打順も変わってくるし、なんていうんですかね、代わりに出る選手の入る打順によっても多少変わってくると思うので、それはもうみんなでカバーしていくしかないのかなと思います。

Q.山本投手のけが、同じ投手としてどんなことを感じるか。

A.んー、1試合1試合こう、なんていうんですかね、前の登板から次の試合にも、調整も人一倍頑張ってると思いますし、見ててそう思うので、そこのケア不足であったりとか、そういうことはもちろんないとは思いますし、全部を全力でもちろん本人もやっていたのは見てるので、本人がいちばん悔しいとは思いますけど、本当に早い段階でまた帰って、いい状態で投げられるように、まずサポートしたいなとは思っています。

 

6/5 "すばらしいボールだった"


「すばらしいボールでしたし、最初の打席なんかもあまりいいスイングだったとは言えなかったので、その後打てたのはもちろんよかったですけどね、各打席すばらしいボールを投げていた」

大谷選手はパイレーツの注目のルーキー、ポール・スキーンズ投手から今シーズン15号となるホームランを打った試合後、報道陣の取材に応じた。160キロを超えるストレートの印象や、そのストレートにどのように対応したのか、痛めていた太もも裏の現状など、およそ6分間質問に答えた。冒頭のことばのように、若い投手をリスペクトすることばは、一流の大リーガーらしい振る舞いだと感じた。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.ホームランとヒットを打ったが、復調のきっかけをつかんだ?

A.まあ、よくなるように毎日やってますし、いい日もあれば悪い日ももちろんあるので、それを毎日チェックしながらやってる感じかなと思います。

Q.スキーンズ投手は前評判どおりのピッチャーだった?

A.そうですね、まあすばらしいボールでしたし、最初の打席なんかもあまりいいスイングだったとは言えなかったので、その後打てたのはもちろんよかったですけどね、各打席すばらしいボールを投げていたなと思います。

Q.ストレートの特徴は?第1打席のあとどんな調整をした?

A.まあスピードよりもアングルであったりとか、リリースポイントであったりとか、という方が特徴的なのかなと思ったので、それを頭に入れてまず、次の打席は行きました。

Q.第1打席に3球連続ストレートは驚いた?

第1打席は空振り三振

A.いや特にびっくりはしなかったですかね。

Q.(前日のパイレーツの先発ピッチャー)ジャレッド・ジョーンズ投手に比べてストレートの特徴は。

A.んー、どうなんですかね、まあ動き自体が、スピードよりも動き自体だったりとか、それこそ投げ方であったりとかっていう、違いの方が強いかなと思うので、スピードはもちろんどちらも速いですけど、特徴的な、どちらも違ったいいまっすぐだったんじゃないかなと思います。

Q.チーム全体的にストレートが速いピッチャーに相性が悪かったが、きょうはよかった。

A.そうですね、いいアプローチ自体はできてるとは思うので、まあ最後、自分の打席でもちろんホームランになって1点差になればまだまだわからない試合ではあったので、少しかみ合わなかったかなとは思います。

 

〈日本メディア〉

Q.バーランダー投手などストレートに特徴のあるピッチャーと対戦してきたが、スキーンズ投手のストレートはどんなストレートだった?

A.まあもちろん速いは速かったですね、球速は間違いないので、それはまあどのピッチャーも同じですけど、それぞれに特徴はあるんじゃないかなと思います。

Q.100マイル(160キロ)以上のボールをホームランにしたのは初めてだったが、手応えは。

A.どうなんですかね、そもそも100マイル投げるピッチャーが少ないので、サンプル自体もちろん少ないですけど、んーまあ手応え自体はどれも、どれもというかまあ変わらないかなと思います。

Q.足の痛みや打撃への影響は。

A.ハムストリング(太ももの裏)ですかね。えっと、だいぶよくなっていると思います。

Q.スキーンズ投手はピッチャーとしての気概みたいなものを感じるところはあった?

A.それはどのピッチャーもあるんじゃないかなと思いますけどね。もちろん気の強いピッチャー弱いピッチャーいると思いますけど、どのピッチャーももちろん抑えるために最善の球を投げてくるとは思うので、そこはどのピッチャーもメジャーリーグで投げている以上は変わらないと思います。

Q.若い選手と対戦する喜びや楽しみは。

A.まあ毎年毎年いいピッチャーが出てきますし、バッターももちろんそうですけど、いい選手がどんどん入れ替わりで出てくるので、そのスピードというのははやいなというのは毎年感じますね。

Q.スキーンズ投手は大谷選手の本拠地での初登板をスタンドで見ていた。若い選手のそういう話を聞くとどう感じるか。

A.ぜひ打席に立ってほしいなと思います。彼にも。

 

5/27 "しっかりとした技術さえあれば、どんなメンタルでも打てる"


「メンタルがプレーに影響するとは思ってないですし、まあしっかりとした技術さえあれば、どんなメンタルでも打てると思っている」

大谷選手は雨のため試合が中止となった27日、メッツの本拠地「シティ・フィールド」で報道陣の取材に応じた。大谷選手が取材に応じるのは今月19日以来8日ぶりで、けん制球が当たり痛めている左太もも裏の状態についてや、連敗が続いているチームの現状、ピッチャーとしてのリハビリの進捗などについておよそ13分間質問に答えた。

きょうのことばは水原元通訳の事件の影響について聞かれた質問への答えだ。野球選手としての確固たる自信が伝わってくるものだった。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.左太もも裏の状態はどうか。

A.日に日にはよくなってきているので、きょうもきのうよりだいぶ感じはいいかなと思います。

Q.いつごろからパフォーマンスに影響するようになったのか?

5月16日のレッズ戦でけん制球が左太もも裏に当たった

A.ピックオフ(けん制)でもらってから、そのあと、次の日とかですかね。徐々に張りが出てきてその中で走っていたので、徐々に悪くなってという感じかなと思います。

Q.25日の試合のスリーベースはスピードを抑えていたが。

A.まああの打球はそうですね、余裕でスリーベースにできるとは思ってたんですけど、ショートがデラクルーズ選手だというのはちょっと忘れていたので、そこで少しクロスプレーになったかなと思います。

Q.スイングに影響はある?

A.んー、スイングはそこまでないと思います。状態がそこまでよくないというのはもちろんあると思いますけど、その中で軸足の影響はあんまりないかなと感じています。

Q.腰の状態は?

A.腰はそうですね、トレーニングもしながら、よくはなってきているので、ほぼ問題なく来ているかなと思います。

Q.ピッチングのリハビリの現状と、次のステップは?

A.徐々に、なんですかね、まあまず距離が伸びてくると思うので。また距離を伸ばしながら、球数が60球から70球に増えたりとか、その段階でどこまで距離が伸びていくというのは、ちょっとまだ先のことなので、どこまで行くかというのはわからないですけど。徐々に距離と球数が伸びていくという感じかなと思います。

メッツ戦が雨で中止となりキャッチボールする大谷選手

Q.今距離的にはどれくらいで投げている?

A.先週60フィート(およそ18メートル)になったくらいなので、球速も80マイル(128点7キロ)くらいですかね、そのくらいまで上がってはきているかなと思います。

Q.バッターに専念できることでバッティングにいい影響が出ている?

A.どうなんですかね。まあそれは1シーズンやって、やりきらないと言えないことではあるので、まず1シーズンやってみてからかなと思います。

Q.ここ1週間くらいの打線の不調についてはどう思うか。

A.どうなんですかね。やっぱりその、もちろん時差もありますし、なかなかスケジュール的にきついところもあるので、そこがなかなかチームとしても打撃の中でのつながりという意味では、少し難しくなっている部分はあると思いますけど。その中でできることはもちろんあると思うので、終わったことはもう切り替えて、きょうはきょうで集中したいなと思っています。

※取材は試合中止発表前。

Q.水原元通訳の問題もパフォーマンスには影響はなかったと感じているが、どうやってストレスに対処したのか。

A.睡眠が足りなかったのがいちばん問題ではありましたけど。まあなんでしょうね、メンタルがプレーに影響するとは思ってないですし、まあしっかりとした技術さえあれば、どんなメンタルでも打てると思っているので。そこと、んーなんていうんですかね、グラウンドでやるべきことっていうのはまったく切り離してやりたいなとは思っています。

Q.ピッチングが恋しい?

A.ピッチングの日はやっぱり独特な緊張感、先発投手特にみんなそうだと思いますけど、独特な緊張感あると思うので。それは恋しいと言えば恋しいですし、ただまあ、ひとつひとつのステップを踏んでいく時期なのであまり焦ることなく、次のステップをまずしっかり踏みたいなと思っています。

 

〈日本メディア〉

Q.チームが5連敗中だが、こういうときに何に集中するべきだと思うか。

A.まあ役割によって違うとはもちろん思いますし、先発ピッチャーだったらやっぱり先に点を与えないというのがやっぱり、どんなシチュエーションでもそうですけど、特に連敗が続いているときは、そう考えるものですし。バッターだったらやっぱり最初に点を取りたいというのは、これもそのとおりそうだとは思うので。ただそういう気持ちが強くなりすぎると、やっぱりなんていうんですかね、自分の打席というか丁寧な打席がなかなかみんなできなかったりすると思うので、状態がいいときというのはあまり気負うことなく、自分の打席をいいクオリティーで送れるかなとは思うので。みんなベテランの選手も多いですし、まあそこはみんなわかってると思うので、こういうことももちろん長いシーズンではありますし、さっきも言いましたけどきょうはきょうで切り替えて頑張りたいなとは思っています。

Q.改めて、バッターとピッチャー2つやることへの気持ちは。

A.改めて。んー、特には変わってないですね。まあこの手術も1回目ではないですし、2回目である程度ステップはわかっているので。どういうスケジュールで進んでいくというのもわかっているので、あまり焦ることなく、今のところはできているかなと思います。

Q.ダルビッシュ投手の日米通算200勝はどのように見ていた?

5月19日のブレーブス戦 ダルビッシュ投手が日米通算200勝を達成

A.ニュースでは見ていたので、本人とも連絡をとっているなかで、200勝。シーズンの最初の方ですかね「200勝あるから早めにしたいな」みたいな話をしていたので、1つ区切りを迎えたことでまた、なんていうんですかね、そこもリラックスしてというか、あまり考えることなく次の登板に本人も集中できるのではないかなと思うので。それはすばらしいことですし、もちろん200勝というのも、200勝ということで偉大な記録ではあると思うので、「おめでとうございます」ということですね。

Q.2026年のWBCの開催地が決まったが、出たいという気持ちは今も変わらない?

A.そうですね、まあ今のところはそう思っていますし、まあ出たいと言って出られるところではないと思いますけど、もちろん選んでもらえるようにというか、そこのトップ層にまずはしっかりとい続けるというのが大事かなと思います。

Q.けがをするとほかの部分をかばうことがあると思うが、そうならないように意識している体の場所は?またほかに気になっているところはある?

A.いちばんはやっぱりひじじゃないですかね。そこが、なんていうのかな、別にかばうことはないと思いますけど、ケアしなければいけないいちばんのポイントではあるので。毎日ケアしますし、状態を確かめながらやるのが大事かなと思います。

Q.リハビリの過程で、体の技術的な動きで重要視していることは?

A.んー、全部じゃないですかね。それは別にけがをしてもしなくても効率よく投げたいなというのがけがの予防にもつながりますし、ただこればっかりは出力が上がればしょうがない部分ではあるので、まあ誰しもがピッチャーをやっていれば、ある程度パワーピッチャーであればしょうがない部分ではあるので。そこは前回から今回もそうでしたけど、ある程度割り切ってというか、あとはまあパフォーマンスを下げないように、そこだけはまあ注意してというか、自分自身であまりあきらめないようにそのままの感じでいきたいなとは思っています。

 

5/19 "すばらしい瞬間だった" ドジャースで初のサヨナラ打


「ああいう状況で、打てたことが次の打席にももちろんつながる、あす以降にもつながると思うので、すばらしい瞬間だった」

ドジャースに移籍後初となるサヨナラヒットを打った試合後、報道陣の取材に3分ほど応じた。大谷選手はヒットを打った直後に興奮したチームメートからかけられた水で少し湿ったユニフォーム姿のまま質問に答えた。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.ドジャースとして初のサヨナラヒットだが感想は。

A.ああいう状況で、打てたことが次の打席にももちろんつながる、あす以降にもつながると思うので、すばらしい瞬間だったなと思います。

Q.首振り人形や「大谷翔平の日」、今週末は特別だった?

A.そうですね、はい、特別な週末だったかなと思います。ボブルヘッドデーに関しては打てなかったので、それ以降しっかり打ちたいなと思っていたので、打ててよかったなと思います。

Q.最後の打席はどんな対策があった?

A.まあ本当に長打ではなくて、単打をしっかりと打つスタイルというか、そういうバッティングだったので、まあいい結果になってよかったなと思います。

 

〈日本メディア〉

Q.簡単なボールではなかったが、どんなスイングができた?

A.まあ初球も、いいところの球でしたけど、まあそこは見送ってよかったのかなとは、打席の中では思っていたので、スライダーであったりとか、そこらへんしっかりとファウルに、厳しいボールもファウルにできていたのが、結果的にいい結果につながっているのかなと思います。

Q.打席の中でも冷静だった。

A.そうですね、ゾーンの確認だけしないといけないので、毎打席、どういう状況でもそれだけは徹底しないといけないですし、それができていればいい結果につながるのかなと思ってます。

Q.8番からの打順だったが、回ってくると思って準備していた?

A.僕の前で終わるならそれはそれでいいことなので、それは、はい、それでいいかなと思ってました。まあ回ってきたので、自分の仕事、自分のバッティングをしっかりしたいなと思ってました。

Q.長打だけでなくて、打率を残せているのというところはどう考えているか。

A.基本的にはどの打席も、基本的なことは変わらないですけど、ボール球振らずにストライクを振っていくという作業自体は変わらないですけど、その状況状況にあったバッティングはあると思うので、その状況に合ったバッティングができれば、必然的に率も残ってくるのかなと思います。

 

5/16 "すばらしい風景 選手冥利に尽きる"


「すばらしい風景でしたし、選手冥利につきるというか、本当に壮観で、プレーしてて、なんていうんですかね、すばらしい瞬間だったんじゃないかな」

開場を待つ大勢のファン

この日の試合で、大谷選手にとってドジャースでは初めてとなる自身の首振り人形が配られた。大勢のファンが訪れたことへの感想や、心臓の病気と闘う13歳の男の子とともに務めた始球式への思いなど、およそ6分間取材に応じました。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.首振り人形が配られて、始球式には病気と闘う男の子も来たが、どんな時間だった?

A.まあできれば勝って、あの見せられればよかったんですけど、残念ながら負けてしまったので、いい思い出に、もちろんあのファーストピッチがね、なってくれればいいと思います。

Q.病気と闘う若いファンと分かち合える時間はどれくらい大事なものか。

A.自分が子ども時代ね、もちろんこういうことがあればいい思い出になるかなと思いますし、第一にチームが好きで来てくれたので、それ自体に僕も感謝したいなと思ってます。

Q.5万3000人を超えるファンをどう感じたか。

A.すばらしい風景でしたし、選手冥利につきるというか、本当に壮観で、プレーしてて、なんていうんですかね、すばらしい瞬間だったんじゃないかなと思います。

Q.デラクルーズ選手の活躍をどう感じたか。

A.もちろんすばらしい選手ですし、得点の起点になってたんじゃないかなとは思うので、まあすばらしい活躍だったなと、見てて思います。

 

〈日本メディア〉

Q.子どものころに、きょうの始球式のような形でプロ野球選手に接したことはあった?

A.いやないですね、僕は1回だけしか、プロ野球の試合を見たことないので、もちろん始球式みたいなものもやったことはないですけどね。

Q.始球式の経緯は。

難病と闘う子どもが始球式を務める

A.いや、もともと球団からは、妻とかどうですかって言われてたんですけど、まああの、光栄なことですけど、本人と話して、なんていうんですかね、別に、違う子にというか、野球好きな子どもだったりとか、あまり見に来られない病院の子だったりとか、そっちの方がいいんじゃないかなという感じで、決めました。

Q.男の子は野球を頑張っているそうだが。

A.難しい状況の中で、本当に好きでやってくれたら、それだけでうれしいですし、本当にきょうはそれで十分かなと思います。

Q.笑顔やリアクションを直接見てどうだったか。

A.もちろんそれで喜んでくれたら、もちろんすごくうれしいですし、なにより勝てたらいちばんよかったんですけど、なかなかそういうわけにはいかなかったので、また切り替えて、あすまた見るかもしれないですし、勝てるように頑張りたいなと思います。

Q.すでに11盗塁だが、盗塁のこだわりは。

A.盗塁…なんですかね、やっぱりスタートがすべてじゃないかなと思うので、もう走り出したらね、もう行くしかないですし、あとはそのスタートを切るタイミングと勇気とがいちばんかなと思います。

Q.以前「夢を与えようと思ってプレーしていない」という発言があったが、環境が変わったことで考え方の変化は。

A.んー変化はないですかね。まあ与えるつもりはないというか、押しつけるものではないと思ってるだけなので、もちろん受け取り側の問題でもありますし、それでこう、きょうもそうですけどね、それで例えば元気が出たとか頑張りたいなと思ったというのはもうそれは受け取り手側がそう感じ取ってくれているものではあると思うので、もちろんそう思ってくれるのはうれしいことですし。まあいちばんはね、やっぱり自分のやることをまずしっかりとやって、それでなにか感じてくれたらどんな人でもうれしいのかなと思います。

 

5/14 今季12号 バリー・ボンズさんのホームで


「バリー・ボンズさんがいっぱいホームラン打ってる映像とかずっと見てきたのでプレーできてよかった」

大谷選手は、ジャイアンツの本拠地「オラクル・パーク」で自身初、今シーズン12号のホームランを打った試合後、報道陣の取材に応じた。10分ほどの取材のなかで、バリ-・ボンズさんも本拠地としてプレーした球場でのホームランの感想などを語った。

〈ヒーローインタビュー〉

Q.12号ホームランについて

A.初球から比較的、甘いボールをしっかりと振れたのでそれがいい結果につながった。

Q.スリーベースヒットを打てばサイクルヒット達成となった最後の打席については?

A.三振だけしないようにと思っていた。結果的にワンアウト三塁は作れたので最低限の打撃だったかな。

Q.好調なチーム状況について

A.ヒットで点を取れているのはもちろんだが、きょうは全体的にみんないい打席が多かったと思う。

ーー 以下、囲み取材の一問一答 ーー

〈アメリカメディア〉

Q.けがのオフから2試合いい成績続いているが要因はある?

A.まあまだ100ではないですけど、なんていうんですかね、気になった日に、僕は出るつもりでしたけど、大事をとってというふうに監督から言われたので、まあいい結果につながってるんじゃないかなと思います。

Q.ドジャースとジャイアンツのライバル関係は雰囲気で感じている?

A.んー、そうですね、まああの、歴史的な球場というか、そういうスタイルの球場で、僕個人的にすごい好きですし、本当にきれいな球場だなという感じのイメージで。ドジャースとジャイアンツももちろんそうですけど、バリー・ボンズさんがいっぱいホームラン打ってる映像とかずっと見てきたので、プレーできてよかったと思います。

Q.きょう来ていたが、バリー・ボンズさんとは会った?

A.きょう会ってはないですね、はい。(笑)

Q.バリー・ボンズさんはよく海に入るホームランを打っていたが、打てる自信ある?

A.そうですね、きょう打った瞬間行くかなと思ったんですけど、行かなかったのでちょっと残念でしたけど、またチャンスがあれば頑張りたいなと思います。

Q.バッターとしてキャリアの中でもいい成績を残している。フィールド内外で対応しないといけない問題もあったが、乗り越えられた?

A.そうですね、最初の方はいろいろあったので、ちょっと睡眠が足りてないなという日がちょっと続いてましたけど、最近は時間にもだいぶ余裕が出ているので、いい睡眠をとって1日1日大事にプレーできてるかなと思います。

Q.いい成績を残せている理由は状態のよさ?

A.んー、どうなんですかね。状態もいい方だと思いますけど、6年間でいちばんこう、7年間か、6年間7年間でいちばんいいかと言われるとちょっとわからないので、まあ、みんな打席の中でいろいろ工夫しながら、打線としていい打席がみんな多いんじゃないかと思うので。そのなかの1人として、少しずついい打席が増えているかなと思います。

Q.この数年間でバッターとしていちばん改善したポイントは。

A.そうですね、シーズン中にもいろいろ、なんだろうな、自分が打ちにくいなというか、結果が出てないなという球種だったりコースだったりとかいろいろあると思うので、それを1年1年改善していこうという、シーズンの中でも1打席1打席進歩したいなと思っているので、いつというよりかは毎年毎年、1打席1打席進歩していきたいなと思っています。

Q.いつからしっかり寝られるようになった?

A.まあいろいろとこう、ものごとが進展して、いろいろ新しいことがわかって、自分のやるべきことを出して、ものごとがいったん解決した段階では僕の方からやることはなくなったので、その段階でかなと思います。

 

〈日本メディア〉

Q.打てない時期があってもすぐに調子を取り戻せているが、なにがポイント?

A.んー、どうなんですかね、まあ調子の波もまあ、周期もあれば深さもあるので、まあまだ調子の悪い、いちばん深い波が来てないだけなのかももちろんわからないですけど、まあ自分がもし感じが悪いなと思ったときに、改善できる引き出しというのは毎年、年を重ねていくごとに、経験をするごとに、これをやればこういうふうになって改善されていくんだなというのはわかると思うので、そこはまあ進歩はだいぶしているかなと思います。

Q.打てない期間があっても、今のところはどこかの引き出しに入っている?

A.そうですね、まあ最初、あまり感じが悪かったりしても、なにが原因なのかっていうのをある程度早い段階で、もちろんルーキー、日本の1年目とかよりは年を重ねるごとに、自分の傾向というのもある程度わかってくると思うので、なのでこれが悪いとどうなるよねっていうのが、ちょっとずつわかるんじゃないかなと思います。

Q.佐々木麟太郎選手が来ていたがやりとりは?

A.テキストはずっとしてましたね。なんかきょう来るって、練習が休みみたいな感じで言っていたので、まあ僕はもともと表にはあまり出ないので、本人がいろんな人のバッティング練習見て勉強したいみたいな話をしていたので、それはたぶん見たら勉強になるんじゃないのという話は、連絡のやりとりはしていました。

Q.きょうは会った?

A.会ってはないですね。

Q.球場の特徴はバッティングでどれくらい考える?

A.気にしないですね。たとえこう、いいホームラン性のあたりで戻されたとしても、それはもう運でしかないので、そこは左右できないですし、本当にいい打席を積み重ねていくだけかなと思います。

Q.バリー・ボンズ選手をどう見ていた?

A.まあ本当にメジャーリーグの打者というか、今よりもこう、なんていうですかね、動き方だったりとかっていうのが、日米ですごく差があった時期だったと思うので、本当にアメリカ人らしい打ち方というか、洗練されたパワーヒッターというイメージなので、かっこいいなと思って見ていました。

 

5/12 腰の張りで先発回避


大谷選手は腰の張りのため先発を外れることになった12日の試合前、報道陣の取材に応じた。腰の状態は改善に向かっていることを強調し、違和感が出るまでの経緯やパドレスのダルビッシュ投手との対戦への思いなど、およそ10分間質問に答えた。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.母の日ですが、母親に祝福は?

A.してないですね。まだ寝てるんじゃないですか。(笑)

Q.きょうの試合で先発を外れたが、腰の調子は?

A.きのうのゲーム前からトレーニングで違和感があったので、きょうは、僕は出られるかなという感じでしたけど、大事をとってということでした。

Q.違和感はいつからあった?

A.ゲーム前のトレーニングですね。

Q.試合中に悪化した?

A.まあ悪化というか張りが強く、ちょっとこう、なんていうんですかね、やった直後というよりは、何事もそうだと思いますけどちょっと間が空いた方がちょっとずつ症状が出てくるので。きょうはだいぶ改善されていますし、そういう意味では、よかったかなと思います。

Q.きょうは通常の試合に向けての準備ができた?

A.全部ひととおり、トレーナーにも見てもらって、ひととおりやってからここに来ました。

Q.おそらくプレーオフまで出るというチームで、先が長いということもあっての監督の決断。受け入れられたか?

A.どうなんですかね、連戦がけっこう続くと言っていたので、まあどっちみちこう、1日(休みを)入れようかなみたいなことはたぶん言っていたと思うので、きょうそれが早めに入るという感じかなと思います。

Q.ダルビッシュ投手と対戦できないのは残念?

A.同地区ですけど、今まであまりやることはなかったので、そういう意味ではすごく楽しみにはしてましたし、今後もあるとは言え、少ないチャンスではあると思うので、楽しみにしていました。

Q.代打の可能性は?

A.一応そのつもりではいきますけど、どうなるかはちょっと、展開もわからないですし。まあ一応そのつもりでは準備しています。

Q.サンディエゴの雰囲気はどう?

A.んー、熱気はもちろんありますし、ドジャースのファンもかなり入っているので、裏にいると、どっちがいいプレーをしたのかわからないくらい、どちらのファンも熱狂的だなと思います。

 

〈日本メディア〉

Q.体のケアは?

A.きのう、きょうですか?きのう、きょうは、まあ電気治療だったりとか、ストレッチだったりとか、急性期なのであまり無駄に動かしすぎないようにしていました。

Q.いつもより長めにケアか?

A.んー、いや、どうなんですかね、急性期に対する、痛みに対する治療はしましたけど、まあその、すごく何か違うことをしたということはないかなと思います。

Q.母の日に母親にことばをかけたり、花束を贈ったりしているのか?

A.どうなんですかね、花束はないかな。ひと言ふた言じゃないですか。

Q.腰の張りは兆候はあったか?

A.んー、まあでもそんなすごくなにか、大きく痛みが出たみたいな感じではないので。トレーニングの中で、なんかいやだなという違和感があった感じなので。まあきょう休みをとるという感じかなと思います。

Q.ピッチャーのリハビリとして行っている投球プログラムの影響もあるのか?

A.いやそこはないですね。トレーニングは、例年よりピッチングの方がない分、ある程度はシーズン中もできているかなと思う。試合以上にある意味負荷がかかるところではあるので、そこで多少違和感が出たかなという感じだと思います。

Q.これまで同じような違和感はあったか?

A.ありますね。長いことシーズンをやっていれば必ず何かしらは出ると思うので、早い段階で長引かないように、先手先手が大事かなと思います。

Q.このカードは監督がプレーオフのような雰囲気だと言っていたが、やっていて感じることは?

A.プレーオフを知らないので、比較はもちろんできないんですけど、本当に半々くらいの人というか。距離的にも近いというのもあると思いますけど、本当にドジャースファンとパドレスファン半分半分くらいの感じで、そういう独特な雰囲気だったかなと思います。

Q.ことし30歳になる、休むことの重要性は。

A.ことしに関してはDH(指名打者)だけではあるので、あまり体的にすごくしんどい日があるなという感じはしないですし、どちらかというと、なんて言うんでしょうね、キャッチャーのウィル・スミス選手だったりとか、まあムーキー・ベッツ選手もそうですけど、そういう選手との兼ね合いだったりとか。連戦で必ず入るオフをどういうふうに入れていくのかはもちろん監督が考えるところではあるので、そこは言われたところでとるべきなのかなと思いますね。

Q.睡眠はとれている?

A.睡眠はそうですね、比較的とれているかなと思います。

Q.興奮して寝られないことはない?

A.バッターではないですね。ピッチャーはいいピッチングするとなかなか寝られない日とかありますけど。

Q.どれくらい寝ている?

A.1日ですか?トータルで10時間くらいじゃないですか。1回起きてご飯食べたりするので。

Q.ダルビッシュ投手に対して、ほかの選手とは違う感情はある?

A.もちろんテレビで見てきた選手という感じなので、一緒にグラウンドの中でプレーできるというだけでもうれしいですし、毎年毎年、衰えるどころか進化していっている印象なので、見ていて楽しいですし。実際に打席にはきょう入れないですけど、外から見ていて勉強になることもたくさんあるんじゃないかなと思っています。

 

5/6 11号ホームラン 3試合連続


ドジャースで初の週間MVP(エンジェルス時代に7回)に輝いたこの日、マーリンズ戦の第1打席では時速98マイルの高めの速球をフルスイングしセンターバックスクリーンに一直線。3試合連続のホームランとなった。

また、この日は2盗塁と足でも魅せた。

試合前には、月間MVPに輝いたムーキー・ベッツとともにテレビに出演。率直なことばで、ベッツ選手を称えた。

ーー 以下、一問一答です ーー

Q.(ムーキー・ベッツ選手を横に)大リーグでショートを守れますか?

A.絶対に無理ですね。

Q.ピッチングが恋しいですか?

A.恋しさはありながらも、先発(登板)は緊張するので、その緊張感が恋しいのと、もう少しバッターに集中してみたいなという気持ちも多少はある。

Q.ともに高いレベルで競いあっているが?

A.まだ1か月くらいなので、僕個人としてはかなりムーキーの印象的な活躍をはげみにしている。ほぼ間違いなくム-キーが出塁している状況が続いているので、比較的、自分にとってポジティブな状況で打席に立てているのが大きいと思います。

 

5/5 "振るべきボールを振れている" HRトップに


「振るべきボールを振れているのがいいところかなと思う。あの方向(センターから左方向)にしっかり距離が出るというのも状態がいい証拠だと思います」

今シーズン初の1試合2本のホームラン、そして4安打で3打点。打率と安打数、ホームラン数で両リーグ通じてトップに立った。強豪ブレーブスを相手に3連戦3連勝の立役者となった大谷選手は、インタビューの中でも調子の良さ、そして手応えがあることを口にした。

まずはヒーローインタビューの一問一答から。

Q.(3連戦の初戦で)延長10回に同点タイムリーを打ってから、この2試合良い感じで打っているが、何かきっかけを掴んだのか?

A.自分的には大きなヒットでしたし勢いに乗るには十分な打席だったと思います。

Q.4安打、相手のエース・フリード投手から3安打。どういう対策?

A.初めての対戦だったので、どういう感じでくるのかは正直わからなかったですが、自分のスイングをしようと思っていきました。

Q.最後のホームランが距離的には3番目に飛んだホームラン、いまどういう風にボールが見えているんですか?

A.振るべきボールを振れているのがいいところかなと思う。あの方向(センターから左方向)にしっかり距離が出るというのも状態がいい証拠だと思います。

Q.アトランタに対して、どういう雰囲気でした?

A.まずディフェンスも含めてピッチャー陣もすごくよかったと思うので、オフェンスももちろんそうでしたけど、まずはスタートの先発ピッチャーがすばらしかったと思います。

Q.監督が完璧な試合展開で勝っていると行っているが、大谷さんはどう見えていますか?

A.強いチームに対してこういう野球ができているというのは自信を持っていいと思うし、またあしたからの励みにしたいと思っています。

ーー 以下、囲み取材の一問一答 ーー

〈アメリカメディア〉

Q.調子のよさの要因は?

A.えー、なんでしょう、まあバッティング自体の状態もいいですし、試合運び自体が全体としてすばらしいと、ディフェンスも含めて。なので自分の打席にもいいリズムで入れているかなと思います。

Q.逆方向にホームランを打てているのは調子のよさを表している?

A.そうですね、いい動きで入れているのもそうですし、あそこにホームランが打てるという自信があれば、もっとほかの球種に対してのアプローチも自信を持って行けるじゃないかと思うので、いいサインかなと思います。

Q.460フィート(およそ140メートル)以上のホームランを打てる選手はなかなかいない。

A.なんですかね、まあ長打が持ち味だとは思ってるので、そこを極力試合の中で表現できたらいいなとは思っていますし、チームのバランスとしてあそこで長打をしっかり打てるというのは大事なことだと思っているので、自信を持っていきたいと思います。

Q.ブレーブスとの試合はプレーオフのような雰囲気に感じた?

A.そうですね、すばらしいチームですし、みんな気合いも入ってたんじゃないかと思うので。すばらしい打線を相手にまず投手陣がすばらしいピッチングをしていたというのが印象的だと思います。

 

〈日本メディア〉

Q.1本目のホームランの感触は。

A.1本目は、まあちょっと、つまり気味というか、遅い球に対してちょっとポイントが後ろめだったかなとは思いますけど、ぎりぎり入ってくれたらいいなという感じでした。

Q.ホームランにしては速くない打球だったが、それが入るというところは進化を感じている?

A.でもまあきょうは、なんていうんですかね、デーゲーム特有の風というか、そういうのもあったと思うので、打った感覚的にはどうかな、入るか入らないかくらいだと思いますけど、比較的しっかり入っていたので、デーゲームの力もあるかなと思います。

Q.今月1日に休養日をはさんでからホームランが出ているが、効果を感じている?

A.そうですね、まあ、休日の前の休みだったので、結果的には2日休んで、フレッシュな状態で打席には立てているかなと思います。

Q.ダイヤモンドバックスとの3連戦2試合目で3三振した試合から、技術的な修正はあった?

A.まあよくても悪くても毎日チェックと改善はするものなので、そこが分岐点になったとは思っていないですけど、毎日毎日、きょうよかったからと言ってあすいいかもわからないですし、またあすはあすでいつもどおりの調整をしたいなと思っています。

Q.試合後にロバーツ監督と会話していたが、どんなことばを?

A.いや、もうナイスジョブだというだけでした。

Q.2本目のホームランは自己3番目の飛距離だったが、感触は。

A.2本目はもう完璧でしたね、比較的真ん中へんの球を、いいタイミングで振れていたかなと思います。

Q.ブレーブスのフリード投手は好投手だが、どんな対策を立てていたか。

A.まあビデオも見ましたし、初めての対戦だったので、すばらしい投手だなという印象は変わっていないですし、打ったからと言ってなにか変わるわけでもないですけど。んーまあ入れどころと抜きどころとメリハリもつけてトータルでしっかり最少失点には抑えていた印象なので、やっぱりすばらしい投手だなという印象かなと思います。

Q.センター前ヒットを打った後、フォームを確認するようなしぐさをしていたが、どんな修正を考えていた?

A.いや、あれはあれでよかったんじゃないかなと。いちばん、基本的にはボールは見送るべきなので、けっこうプレートからも離れてましたし、待てればいちばんよかったんですけど、追い込まれていたのでいろんなボールをケアしながら、あのコースに対しての最大限のアプローチはできたかなとは思っています。

Q.オズーナ選手も10号を打って、また大谷さんが追いついてという形だったが、まわりの選手の数字は気になるか。

A.まわりは特には気になっていないです。まあ自分自身の数字もことしはほぼ見てはないですし、今までのシーズンの中でいちばん、まあ別に、なんていうんですかね、どのくらい打っているかどうかもそうですけど、あまり、なんていうのかな、見ることが少ないかなとは思っています。

Q.見ることが少ない理由は?

A.理由。まあほかにやることがやっぱりたくさんあるというか、まずその、なんでしょうね、チームの打線の中で今2番打ってますけど、その流れを理解して打線に慣れるということがいちばんやるべきことなので、打った打たないにかかわらずまずそのアプローチの仕方をいちばん考えないといけないかなと思っています。

Q.開幕から内角高めを執拗に攻められているように感じるが、自身の感触は?

A.内角高めの数字は去年もすごくよかったので、あまり攻められることもなかったですし、ことしに関してもいいアプローチはできているかなとは思うので、多少最初、ちょっと後ろ気味のポイントでさされることはありましたけど、もう通常にはなっているので、いいんじゃないかと思います。

Q.センターから逆方向に打てる自信があれば、ほかの球種へのアプローチも自信を持てると言っていたが、それは構えやスイング軌道がポイントか?

A.単純に、なんていうんですか、あそこにホームランしっかり入る打球が打てるという確認が取れるということが、ほかの球に対するアプローチがこう、変わってくるので、あれが1本出るかどうかっていうのが気持ち的にもアプローチ的にも大事かなって思いますっていうことですかね。

Q.試合でということですか?

A.試合・・・練習でも打てればいいですけど、基本的には試合が大事かなと思います。

 

5/4 "すっきりしました" ロバーツ監督超えの8号HRに


大谷選手はブレーブス戦で今シーズン8号のホームランを打ち、ロバーツ監督が持っていたドジャースの日本生まれの選手の通算ホームラン数の記録を更新して単独トップとなった。試合後、前日監督に贈ったという車の模型のことなどについて報道陣の取材に応じていたところ、突然、ロバーツ監督本人が現れるひと幕も。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.ロバーツ監督の記録を抜いて気持ちは?

A.すっきりしました。

Q.自動車のおもちゃのプレゼントについては。

A.車がほしいって言ってたので、本人も喜んでもらって、よかったなと思います。

Q.そういういたずらはよくする?

A.そうですね、笑ってもらうのは好きだと思うので、今後なにかあれば、またやりたいなと思います。

Q.きのうは10回ウラで同点のタイムリーヒット、きょうも貴重な活躍を・・・。

ーー 監督のカットイン ーー

※ロバーツ監督が大谷選手にもらった自動車の模型を持って取材中の大谷選手のもとに来る。

(ロバーツ監督)すいません、取材中におじゃまします。みなさんに見せたいのが、きのう翔平からもらったプレゼントです。今夜彼は日本生まれの選手のドジャースのホームラン記録で私を抜きました。翔平、おめでとう。

(大谷選手)Thank you.

(ロバーツ監督)ありがとう、これが私の車です。ジョー・ケリー投手の自動車との違いは、彼の自動車は私のオフィスに入らないことです。この車は私の机にぴったりです。ありがとう翔平。

※笑いながら引き上げていく。

Q.本物の自動車は買う?

A.(困ったような笑顔)まあ、ワールドシリーズに勝てたら考えます。(笑)

Q.このアイデアはどこから?

A.これは、ワトソンさん(ドジャースの地元中継局のリポーター)がやったらどうだと言っていたので。

Q.大リーグでいちばんのいたずらだと思うか?

A.どうなんですかね、わからないですそれは。

Q.ここ12試合で10勝、その前の不調からチームが好調になった要因は。

A.連敗はたしかにありましたし、まあなにかあればすぐにチームでミーティング、選手だけでミーティングしたりとか、やっぱり出てる選手とか出てない選手とかいろいろいますけど、そういうのに関係なく全員で意見を出し合いながら、やる雰囲気というのは、僕はことし1年目なので初めてですけど、そこはすばらしいなと思っていました。

Q.前の環境と比べて、ドジャースには連敗を抜けられる要素がある?

A.んー、どうなんですかね、前がどうのではないですけど、みんなプロ意識を持って、ひとりひとりが、なんていうんですかね、試合だけではなくて、その前の取り組みも、練習もそうですし、毎日やるべきことをしっかりやってる結果じゃないかなと、見てては思うので、そういう選手たちが多いなというのは思います。

Q.得点圏でセンター返しや逆方向に打っているが、新しいアプローチか?

(写真)前日の延長10回 センターへタイムリーヒット

A.特にまあ大きく変えてはいないですし、なるべく変えたくはないとは思っているので、たまたまその、そういうアプローチになる球が多いのかなとは思います。

 

〈日本メディア〉

Q.シーズン8号ホームランの狙いと感触は?

A.あー、インサイドよりでしたけど、あの、反応して引っ張れたので、いい角度で上がって、ちょっと詰まってましたけど、なんとか入ってくれてよかったなと思います。

Q.ロバーツ監督の記録を抜くことが目標だと言っていたが、次の目標は?

A.また新しいのを探したいなと思います。はい。

Q.ベースを回りながらずっと笑顔だった。そのときの気持ちは?

A.入らないかなというのが第一印象だったので、まず入ってくれてよかったなというのと、まあブルペンもダグアウトも喜んでくれていたので、はい、よかったなって感じでしたね。

Q.ホームランの打席は非常に険しい顔だった。

A.いつですかね?ボールを待ってる、打席でってことですか?いや、普通にいつも通りの打席でした。はい。

Q.マンシー選手もホームラン3本。打線の迫力をどう感じている?

A.まああの、追加点をしっかりと、どのピッチャーからも取っていくというのは、連戦を重ねる中で、中継ぎのやりくりをするなかでも大事なことかなと思うので、3戦目に、あすにつながる追加点だったかなとは思いますし、全体的にね、みんな振れてて、いいつながりだったんじゃないかなと思います。

Q.こんなに楽しくベースを回ったホームランは初めて?

A.いや、そんなことはないですかね。

Q.ほかにはどんな?

A.全部覚えているわけではないので、あれですけど、まあ印象に残っているホームランは、まあ、それなりには打ってきているので、まあ何個かはあるかなと思います。

Q.大谷選手にとって、ロバーツ監督はどんな存在か。

A.うーん、基本的には選手に寄り添う、タイプの監督かなと思いますけど、よくないプレーに対して、まあまあしっかり、改善点もそうですけど、どの選手にもアプローチ含めて話し合える関係性も、もちろんどの選手ともあると思うので、そういうメリハリのある監督かなと思います。

 

5/2 "生活のリズムも徐々にできてきている"


「生活のリズムとかも徐々に徐々にできてきていると思うので、もっともっと慣れてくれば、またやりやすくなるのかなと思います」

大谷選手はドジャースタジアムで行われたチャリティーイベントに妻の真美子さんと参加した。そろいの黒の服装でドレスアップした2人は笑顔でカメラ撮影に応じるなど、リラックスした様子だった。きょうのことばは、家族の支えについて聞かれたあとのひとことだ。

ーー 以下、一問一答です ーー

Q.シーズン中にこうしたイベントに参加してみて。

A.伝統的になんかやっている(イベント)みたいなので、それは楽しみにして来ました。

Q.ファッションのポイントは。

A.これはスポンサー企業のものなので、特に僕は選んでないです。

Q.家族の支えについて。

A.まだシーズン始まって間もないので、本当にキツくなってくるのはこれからかなと思いますけど。生活のリズムとかも徐々に徐々にできてきていると思うので、もっともっと慣れてくれば、またやりやすくなるのかなと思います。

Q.イベントの中で楽しみにしてることは。

A.コンサート自体、来るのが初めてなので、それ自体をまず楽しみたいなと思います。

 

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