誰でも自由に弾けるピアノ――人々が紡ぐ“一期一会”の音楽。
青森県弘前駅の改札近くに置かれた1台のピアノ。バッハを弾きこなす女子高生。20年ぶりに弘前を訪れた作曲家。歌手の夢を追い続ける男性。どんな思いで曲を弾くのか? 今回の舞台は、「洋館の街」と呼ばれる青森県弘前市。音楽で街を盛り上げようと2021年4月、弘前駅に1台のピアノが設置された。通りがかった市民が思い思いの曲を弾いていく。ピアノを3人の子育てに役立てているという母親。結婚式で流した思い出の曲を弾く会社員。シンガーソングライターを目指す介護福祉士の男性。バッハを弾きこなす女子高生。20年ぶりに弘前を訪れた作曲家。様々な人々が心のメロディーを奏でる。
舞台は花の都パリ。主要なターミナル駅に誰でも自由に弾くことができるピアノが置かれている。訪れた人々はどんな思いで曲を弾くのか。定点カメラで見つめる。4K15分版 フランス国鉄では、利用者に音楽を楽しんでもらおうと、2012年から駅にピアノを設置。現在は国内60か所以上に置かれている。パリ最古のサン・ラザール駅もそのひとつ。紙に鍵盤を描き、練習を重ねたフォトグラファー。地元の音楽院に通う仲良し高校生。駅での演奏動画が2500万回再生された男性。祖国の歌をうたうハイチ人。駅ピアノをきっかけに独学で演奏を始めた会社員…。様々な人々が心のメロディーを奏でる。
豪・ブリスベンの国際空港に置かれた赤いピアノ。10年ぶりにピアノに触れた元建設現場監督、娘と旅するシングルマザー、ガンと闘うピアニスト。どんな思いで曲を弾くのか
豪・ブリスベンの国際空港に置かれた赤いピアノ。娘の好きなアニメ映画の曲を弾くイギリス人技師、亡き祖父への思いをショパンの曲に託す中学生…どんな思いで曲を弾くのか
世界の空港・駅・街角に置かれた“自由に弾けるピアノ”。 人々が思い思いに音楽を紡ぎ、行き交う人が耳を傾ける。 一台のピアノから生まれる“一期一会”の感動・・・ ノーナレーションと定点カメラで見つめる。